〜刺で身をまもる〜 ノアザミ(野薊) キク科 
 
 春から花を咲かせるアザミはこのノアザミだけで、山や平地を問わずどこにでも見られる花です。写真の突き出た棒状の一つが1個の花で、たくさんの花の基部を束ねるように包んでいる部分を総苞(そうほう)といいます。一つ一つの花は管状花で、雄しべが先に成熟し、後に雌しべが成熟するので自家受粉をしないようになっています。
 アザミの中でいちばん美しい花のように思います。日本古来の植物で、山菜として食用にしたり、薬草として利用されたりしてきました。


H.21. 6. 1 角田山麓
 
                                   
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