新潟市立総合教育センター植物資料室(Niigata City Herbarium)

◇ 池上義信氏が関係した植物

エチゴルリソウ

資料室の標本(副基準標本) 正基準標本採集地に咲く花(2005,5,5撮影)

 るり色の花をつけることからルリソウの名がついた。エチゴルリソウは新潟県内に多く見られ、ルリソウに似ているが根出葉より茎葉が大きく、実にトゲがない。ヤマルリソウとルリソウの中間形である。

 池上氏が採集したルリソウを当時、国立科学博物館の中井猛之進館長に送付し、同定してもらった結果、この名がついた。(基準種は、国立科学博物館にあります。)

 富山のグループ(富山・石澤岩央氏、大原隆明氏の研究 2007,11発表。)で調査した結果の一部をのせます。 「エチゴルリソウは、新潟県中越・下越南部を中心とする地域のみに分布するごく狭い日本海要素であって、大変貴重なものと言える。」


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