スダジイ  (ブナ科シイノキ属)学名<Castanopsis sieboldii>

 
 スダジイは暖帯の山地に生える常緑広葉樹です。高木で30m程になります。校庭や公園などによく植えられています。分布は福島・新潟県以西になります。スダジイの実は、生でも食べられますが、かるく火で炙って食べると大変香ばしくおいしくなります。ドングリの仲間ですが渋抜きせずに食べることのできる実です。
 縄文時代、暖帯(本州南部〜沖縄)では、スダジイをはじめ照葉樹のドングリが主な食料とされ、温帯(本州北部〜北海道)では、落葉広葉樹のドングリが主に食されていました。
 5月〜6月に枝の下に雄花、葉の腋に雌花がでます。実が成熟するのは翌年の秋になります。(2年成)
 「シイノキ」はブナ科クリ亜科シイ属(スダジイ、マテバシイ、ツブラジイ等)の総称です。

   
     

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