ヤツデ(八手)  ウコギ科
 
 どこにでもあるのにあまり注目されることのない大きい葉が特徴の常緑低木です。大きな葉は、千客万来や魔よけとして庭木や公園などに植えられました。日本原産で19世紀から世界に広がっています。丈夫で大気汚染に強く日陰でも育ちます。 冬に花が咲きます。茎の先に白い小花が球状になり円錐状の花序となります。長期間咲き続けます。花の多くは両性花で雄花から雌花に次々に変わります。密を出しハエなどの虫を集め受粉を促します。5月頃に実は黒く熟します。野鳥で広がり海岸林の中でも育っています。子どもの時は、空気鉄砲の弾にして遊びました。葉は去痰薬や殺虫剤として使われました。

   
   
   

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